ゾウがまりもに恋する日。

ぞうとの生活を夢みて。 野生にかえりたいアニマルコミュニケーターたまこのおはなし。

父の犬。

数年前、わたしが病に倒れた。 脳の手術を数回。 退院したとき、父がわたしのために新しい犬を買ってくれると言った。 はじめてのペットショップ。 はじめてじぶんでペットを選べる権利。 わたしは、毛がない動物にときめく傾向がある。 ピンシャーにするこ…

果てしない感情。

何か最近、胸が苦しくなる。 カレンダーを見れば、七夕が近い。そう、七夕は切なさで押しつぶされそうになる。 逢いたい。 逢いたい。 その感情でいっぱいになる。 それが今世の話なのか、前世の感情なのかももうわからない。 気がついたら、物心ついた子ど…

野鳥の声援。

とんびやサギ、カラスやすずめ、野鳥たちが最近、わたしを応援してくれている。 母が癌を患った。 わたしは決して明るい性格ではない。 だけど、母が生きているうちは笑っていたいから、おなかが痛くなるまで、涙が流れるまで、毎日笑っている。 ふと、空を…

アニマルコミュニケーターの道へのきっかけ。

実家を出て一人暮らしをしてからというもの、ペットというペットを飼っていない。 スーパーで安売りしているアサリを買ってきては、相変わらず愛でているくらいだ。 もちろん、安売りしているだけに早目に調理しなければいけない。 道を歩いていて、飼い主さ…

カメとのこと

小学生の頃である。 夏休みに学校で飼っていたミドリガメ2匹をわたしが家に持ち帰ることになった。 ピンセットで餌を渡すと、パクッと食べる。 夜中に電気をつけると、白目をむきながら、目をあける。 その姿がかわいくてかわいくて、わたしは愛でた。 学校…

タマゴの思い出

スーパーで買ってきたタマゴを自分であたためてもひよこが羽化しないと気づいたのは、物心ついた頃だった。 タマゴを見ると、無性に育てたくなる。 それまで、温度やあたため方に問題があるのだとばかりおもっていた。 そんな時、デパートの開店記念で、1人1…

アサリが並ぶ日。

母が砂抜きをしているアサリをみて、 いつも愛おしくおもう。 「飼いたい」 と言っても、それは叶うことのない儚い夢。 早々に夕ご飯には、その愛おしいアサリたちが食卓に並ぶのである。 そして、わたしは、ありがたく美味しくアサリたちをいただく。 それに…

母と猫。

母は、猫が嫌いだった。 嫌いというよりも憎しみに近い感情を抱いていた。 庭に野良猫が「ミャー」とひと鳴きしたときには、温厚な母が一気に不機嫌になったものだった。 野良猫があかちゃんを生んだときは、わたしにとっては最悪な事態である。 祖母があかち…

アベルのあかちゃん。

「チビ」の後任で、 母の実家の犬「コロ」から生まれたあかちゃんをもらった。 わたしは「アベル」と名付けた。 メス犬のアベルは、わたしにたくさんのことを教えてくれた。 外で飼っていたため、毎年あかちゃんを生んでくれた。 わたしは、いぬは毎年あかちゃんを…

わたしと虫たちの契約

蟻地獄というものは、何時間でもみていられる地獄である。 家に入ってきた虫は、ある意味地獄をみる。 容赦ない摂政が繰り広げられる。 だいたいは、祖母の手によってだが、父も負けずに応戦する。 ある日、わたしは虫たちと契約を交わした。 「家は人間のテ…

チビとのこと。

まぁ、祖母は恨みをいだいていたに違いない。 飼っていた雑種の「チビ」というオス犬に、噛みつかれる事件が起きた。 わたしが幼稚園児くらいの頃。 家の外が騒がしいとおもったら、祖母が血まみれになっていた。 急所を狙われたのだ。 大の大人が数人で、チビ…

アニマルとの生活でベースとなっているもの。

アニマルアニマルと言っても わたしは、たぶん動物愛護ともスタンスが違う。 動物好きとも違うようだ。 東北の田園風景広がる田舎育ちだったわたし、たまこ。 いぬやニワトリ、ぶた、ねこ、鳥は近所にいる環境。 もちろん、虫もたくさんいる。 それが普通の…

はじめまして。

象との生活を夢みている 神奈川在住のアニマルコミュニケーターのたまこです。 自然と動物、ひとが穏やかに生きることがとができる世界を心から願っています。 ふだん、お仕事で お空にかえったペットのお気持ちもお伝えします。 ペットの問題行動のご相談も…